西宮市 木原たか子皮フ科クリニック|レポート・メディアなど-皮膚科領域におけるレーザー治療の実際

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皮膚科領域における
レーザー治療の実際

第24回日本光医学・光生物学会 
ランチョンセミナー1(H14年7月)

リストマーク平成14年7月26日・27日
第24回
日本光医学・光生物学会

■アクトシティ浜松コングレスセンター会場にてセミナーを行いました。
1983年のRox Anderson博士によるselective photothermolysis(選択的光融解)の提唱(Science 220:524-527)により、皮膚科領域のレーザー治療は革命的な変化を遂げ、目に見える傷跡なしに様々な皮膚病変を取り除くことができるようになりました。
私は、1987年に予期せずレーザー治療に出会いました。
当初は血管腫の治療をアルゴンレーザーを用いて積極的に行っており、太田母斑などは治療不可能なものであるとかんがえられていました。
しかし、その後、上記の理論に基けば、様々な皮膚病変に対して整容的に満足できる有効なレーザー治療が可能であることがわかり、多くの優れたレーザー機器が開発されてきました。
その流れの中で、私はレーザーの魅力にとりつかれ、以後ずっと臨床の場においてレーザー治療を続けております。

1995年に、現在の病院にパルス式ダイレーザー、Qスイッチルビーレーザーを導入し、各種皮膚疾患に対するレーザー治療を開始しました。 これらのレーザーを用いた治療の対象となる皮膚病変には大きく分けて、

  1. 真皮の血管性病変(単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症)
  2. 真皮の色素性病変(太田母斑、異所性蒙古斑)
  3. 表皮の色素性病変(老人性色素斑、扁平母斑、雀卵斑)

の3つがあります。

 

今回のセミナーでは、これら皮膚疾患に対するレーザー治療の実際について、本院での臨床症例をお示ししながら、私の経験をふまえてお話させていただきます。

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